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京都・南禅寺・金地院「鶴亀の庭園」 地下鉄蹴上駅歩5分 

11月14日にネットオフ会があり、食事処の下見に出かけたついでに訪れた。
応永年間 足利義持が大業和尚を開山として創立した塔頭で、慶長年間に以心崇伝が中興した。この崇伝は徳川家康の黒衣の宰相といわれ、天下僧録司となり宗教界の人事、行政を左右した。家康の死後 東照宮を建立し 南禅寺の発展に努めた。庭は小堀遠州の作庭で、崇伝が書いた日記が証拠として残っている。桃山時代の風格を備えた江戸時代初期の代表的枯山水庭園で「特別名勝」ある。04.09.18

京都市地下鉄蹴上駅から南禅寺に行く途中にある。
ここから入ります。

右で入場券を買って、正面の庫裏は立入禁止なので
左に進みます。

天正10年明智光秀が母の菩提の為に大徳寺に建立
したものを明治初年ここに移建したものです。明智門

明智門をくぐると池があります。弁天池と云います。

弁天池を廻ると東照宮に行く参道があります。左の
屋根は手水舎です。

参道を抜けるとここに出ます。門の屋根は覆いが
被されていましたが保護の為でしょうか。

東照宮拝殿です。寛永5年に崇伝が家康公の遺髪と
念持仏とを奉載し造営したものです。

拝殿を右へ廻った所です。後ろに石ノ間・本殿と
続きます。

東照宮の急な階段を降ると開山堂の前に出て
来ますがそこから大方丈と庭を見ています。

大方丈の縁から奥の開山堂を見ています。私以外
は誰も居なくて、有名なお庭を独り占めしたのでした。

鶴亀の庭園の「亀島」です。島の真ん中は樹齢800年
初代の木。亀が海に潜る寸前を現しています。

左端の石は鶴の首を現し、鶴が羽根を広げている
様子を表現しているそうです。

鶴と亀の間です。大きな平面石は東照宮の
遥拝石です。白砂は宝船と海洋を表しています。

開山堂は以心崇伝の墓所ですが、その前に苔むした
古い井戸があり、気になり写しました。